8月5日はジョージ・スコット三世の命日である。
と言っても、ほとんどの人がこのベーシストの存在を知らない。
George Scott III(1953 - 1980)アイオワ州生まれ。サーフミュージックの類稀なコレクターであり、NYに発生した"No Wave"シーンで重要な足跡を残した一人。
コントーションズ、レイビーツ(彼のプレイはレコードでは残っていない)、そしてリディア・ランチの"8-Eyed Spy"では中心人物として活躍した。
1980年8月5日、ヘロインの過剰摂取で死亡。
彼のプレイはピック弾きのゴリゴリベース。激しくはあるけれど、どこかからほのかに匂うPOPなリフが、無機質でノイジーなギターたちと絡み合う。
8-Eyed Spyのライブにおける彼のプレイは、バンドに渦巻きを発生させ、リディアのハイトーンな叫びとともに、NYのクラブを泥沼のジャングルにしてしまう。
ジョージ・スコットは、アクロンの伝説的バンド、Human Switchboardにも関わっていて、彼らがNYで活動できるように協力していたらしい。こちらも残念ながら、ジョージがプレイした音源は残されていない(もしかしたら当時NYで限定版として出されたEPでプレイしているかもしれない)。
↑これらの楽曲では、ジョージも作曲者の一人としてクレジットされているが、実際にベースを弾いているのはDanny Amis(おそらくジョージ死後の録音である)。
彼の死によって、8-Eyed Spyは活動を停止し、派生的にレイビーツたちもシーンから見えなくなってしまった。
現在でも入手できる音源としては、上述の8-Eyed Spy、もしくはジョン・ケイルが80年にCBGBで行ったライブ"Sabotage Live" くらいしかない。
彼が亡くなってから40年。そしてぼくは今でも彼のスタイルをまねているし、彼の遺志を後世に少しでも伝えていきたいと考えている。
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